城野宏とはこんな人物です.
1)1945年日本の敗戦の年、中国山西省に残留していた数万の日本軍に対して、進駐してきた、元々山西省を地盤にした中国軍閥である閻錫山
(エン シャクザン)からの八路軍に対する戦闘協力依頼に対し、山西残留に共鳴した日本軍約一万五千人、更に城野宏が中国人名:李誠
(リー チョン)将軍を名乗り五万人の中国人部隊(山西野戦軍)を組織し、それら三つの軍を会わせて凡そ十五万人の兵力を組織して、
最終的には五十万人の軍隊に拡大させました.
そして残留日本軍の立場として、焦土と化した祖国日本の「祖国復興(行動目的)・山西残留(行動内容)」を戦略に、心の通じ合った
数万の敗戦国民の日本人達と、戦勝国となった元は敵国であった何万何百万という中国人が共に力を合わせ、日本本島か朝鮮くらいある
土地を持つ山西省で4年間にわたり自主的総合的組織的内容で支配的勢力を築き、毛沢東の共産党軍(八路軍)、蒋介石の国民党軍を
相手に現代版の三国志を実際に戦った人物です.
◆「山西独立戦記(復刻版:日本人の組織的行動学)」、「小説 風の春秋」、「獄中の人間学」、「証言・私の昭和史」参照
( 上記地図は、BTG 城郭都市研究会『大陸西遊記』編集部 殿のご好意により掲示 )
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2)山西省での戦いに敗れ戦犯として監獄に入れられ、死刑の恐怖に怯えながらもそれを克服して獄中で中国人達から各地の中国語を習得し、
三国志演義を話して聴かせる.
更にその時々の今の中国情勢、日本からの新聞・雑誌や書籍、写真・映画などから日本情勢や世界情勢、その時の今の中国情勢を監獄
の中や、監獄当局が行った中国国内旅行で把握しながら、東京オリンピックの年 1964年に最後の戦犯の1人として釈放され帰国.
帰国間もない頃に、その時の正確な日本や世界の情勢判断内容故に CIA などからマークされたり、日本の公安相手に情勢判断の仕方などを
指導した人物です
◆「小説 風の春秋」、「獄中の人間学」、「証言・私の昭和史」参照
3)最後の戦犯の1人として釈放され帰国した人物が、テレビ番組で
「日本と中国の根本問題は日中戦争がいまだに続行中の状態にあることだ.
これを解決しないでおいて平和条約が締結できるはずはない.」
と指摘し、田名角栄を中国に送り田中角栄に白羽の矢を立てて
1972年に「戦争終結宣言:日中共同声明」を結ばせ、更に遅れること6年の1978年に「日中平和条約」を締結させた
人物です.
◆「小説 風の春秋」、「証言・私の昭和史」参照
「 NHK 日中平和友好条約 | クリップ | NHK for School 」
の動画に クリックでリンク
4)これ以外にも、城野経済研究所が発行していた小冊子「(国際)情勢判断の方法」や、産業新潮に掲載した「社説」、著書「日本から見た
中国・中国から見た日本」、論文、更に対談集などを通じて現在懸念されている事柄をほぼ半世紀前から指摘している事が多々あります.
他にもビジネス、経済、仕事、人間関係、教育、家庭のテーマは様々有ります.
城野宏はそんな人物です.
後は、あなたが自分で資料を探す「戦略」を立てるか否か、次に探せる「条件を作り」、手に入れる方法である「戦術」を組み立て
「行動する」だけです.
中身を知ると、きっと「ビックリ」「わくわく・ドキドキ」しますよ.